多拠点居住者滞在支援プラン
地域を越えて活躍する人材
"多拠点活動者"のためのベースキャンプ
人口減少時代、地域間に必要なのは「人材シェア」と「人材流動」
もはや避けられない社会問題となった人口減少。とりわけ労働人口の減少は、日本の経済に大きな変化をもたらそうとしています。
これまでの地方創生は、「競争原理」の名のもとに地域間で人口の奪い合い、ブランドの競り合いがなされてきました。しかし、都市の論理で地域間に勝敗をつけ淘汰することは、日本の全体構造にとって有益なのでしょうか。かつての日本には様々な町や村がありました。城下町、寺町、農村、漁村、宿場町。多様な気質と特技を持つ地域の人々が、ときにはぶつかりながら、それぞれの役割をもって連結して機能していました。現代においても個人の多様性が組織を健全にしていくように、地域の多様性が国をより豊かなものにしていくことは間違いありません。
多様な地域がそれぞれの役割を果たしていくためには、移住や定住といった形にこだわらず、地域のニーズと個人の能力や活動を柔軟に紐づける「人材シェア」と「人材流動」が必要です。
この新しい動きに応え得るのが、これからの時代のキーパーソンとなる「多拠点活動者」と言えるでしょう。
多拠点で活動するための方法を一緒に考え、サポートします
二つ以上の地域で活動するのはこれまでの社会ではとても難しいことでしたが、近年は働き方の変化により複数の仕事を組み合わせる人、またインターネットを駆使して場所を問わず働く人も現れ始め、居住や活動拠点を複数持つことも決して不可能ではなくなってきています。
StopOver Longstayでは、これまでの地域研究や働き方に関する情報を駆使し、滞在者が多拠点で活躍できるよう、一緒に策を練り、滞在や活動を支援します。
サポート内容
StopOver Longstayは、3つの切り口で滞在者の多拠点活動を支援します。
滞在場所の提供
福井県南越前町内
流動創生拠点を中心に、無償~低価格で滞在できる施設を紹介します。
地域の仕事・活動の提供
福井県南越前町周辺
流動創生拠点周辺で、滞在期間中に無償または有償でできる仕事や活動を紹介します。
他地域の受入情報提供
全国
全国の多拠点受入地域を紹介し、滞在者個々の多拠点暮らし構築を支援します。
多拠点活動のパターン
StopOver Longstayは、様々な滞在パターンでの利用を想定しています。
週末アナザー拠点型
滞在単位:数日間
月の多くの時間を本業のオフィスで過ごす必要のある方は、休日や連休のみ別拠点に寝泊まりし、短時間でできる仕事や活動を実施できます。
季節労働滞在型
滞在単位:数週間~数か月
季節や期間に応じてまとまった時間を確保できる方は、数週間~数か月等の単位で拠点に滞在し、その地域の時々の繁忙な仕事やプロジェクトに参加できます。
全国放浪渡り鳥型
滞在単位:数日間~数か月等柔軟に
自営業やリモートワーク等により場所の拘束のない方は、多拠点受入地域を渡り住まうことで、柔軟に地域のニーズに応えて仕事を得ることができます。
滞在受入施設例
StopOver Longstayの滞在拠点として利用できる施設を紹介します。
流動創生第1拠点
大きな居間が心地良い「おばあちゃんち」
間取:5LDK
設備:風呂、水洗トイレ、冷暖房機器ありアクセス:最寄り駅から車で10分
利用形態:個室またはルームシェア ※スタッフが住んでいます
家賃:0円/月 ※要相談条件:滞在中、地域の仕事や活動に関わること
地域活動例
StopOver Longstayの滞在中に実施できる地域の仕事や活動の例を紹介します。
ビニールハウス栽培
2~3日の試用期間を経て報償発生
流動創生第1・第2拠点から歩いて1~2分のところにあるビニールハウスのお手伝いができます。トマト、きゅうり、ほうれんそう等を栽培し出荷しています。
伝統産業の製造・活用
作業内容によって報償発生(現物支給の場合もある)
「長柄柿」という品種の渋柿を煙で燻す非常に珍しい製法の加工品です。11月限定で、柿をもいだり、皮を剥いたり、燻したりする作業ができます。
食品の販売・加工
作業内容によって報償発生
直売所での野菜や加工品の販売、直売所に付随する調理場での惣菜等の食品加工がお手伝いできます。車で近隣地域に移動販売に出る曜日もあります。
酒蔵での酒造り
作業内容によって報償発生
宿場町に密集する酒蔵で、雪国ならではの酒造りのお手伝いができます。酒蔵オーナーの指示の下、米を蒸すところから瓶詰まで行います。
地域イベント支援・出店
無償(販売品があれば売上あり)
地域で開催されるイベントの、運営のお手伝いや、店舗のお手伝いができます。また出品物等を持っている人は出店して売り上げを上げることもできます。
流動創生インターン
作業内容によって報償発生
流動的なライフスタイルの推進を行う「流動創生事業」のインターンとして滞在できます。運営メンバーと一緒に企画立案や運営、情報発信等を行います。
Q&A
Q.どのくらいの期間の滞在が可能ですか?
滞在可能日数は、原則1回の滞在につき1泊以上~2か月以内としています。
ただし、当企画への参加が適切でないと判断した場合は、終了予定に関わらず滞在期間の途中で退去いただく場合がございますので、ご了承ください。
Q.2か月以上滞在したい場合はどうすればいいですか?
当企画は多拠点活動者が入れ替わり立ち替わり地域に滞在する滞在スタイルを推進するものであるため、特定の滞在者が拠点を占有するような形にならないようにしています。ただし、3か月や半年といった単位で活躍する方もいらっしゃると思いますし、長期滞在を希望する方は移住者としてご自身の家を確保したほうが良い場合もあるかと思いますので、ご希望をお伺いし適宜協議させていただきます。
Q.応募後はどのような流れですか?
応募受付後、応募フォームに記載いただいたご連絡先へスタッフより直接ご連絡いたします。
運営スタッフの事情や他の滞在希望状況等により、受入できない、またはご希望内容に添えない場合がありますので、ご了承ください。滞在が可能な場合は、詳細日程や宿泊場所、活動内容等を協議の上、滞在計画を作成し、滞在開始となります。
滞在期間終了後は、アンケート等へのご協力をお願いいたします。
詳しくはスタッフよりご説明いたします。
Q.この企画参加後、定住を検討したいと思った場合、対応いただけますか?
当企画への参加を経て、より長期の滞在や当町での定住を希望される場合は、物件探し等、可能な範囲でご支援致します。
参加応募フォーム
StopOver Longstayへの参加を希望される方は、次のリンク先からエントリーフォームに入力し、送信してください。
※応募受付後、応募フォームに記載いただいたご連絡先へスタッフよりご連絡し、滞在可否や日程、滞在場所、活動内容等を協議させていただきます。
※運営スタッフの事情や他の滞在希望状況等により、受入できない、またはご希望内容に添えない場合があります。
※原則、希望する滞在開始日の2週間前までにご応募ください。
※滞在可能日数は、原則、1泊以上~2か月以内です。
※当企画への参加が適切でないと判断した場合、滞在期間の途中で退去いただく場合がございます。
運営スタッフ
滞在・活動をサポートするスタッフを紹介します。
荒木 幸子
横浜市出身。前職はSE。流動創生の言い出しっぺで全体の企画立案・運営を行う。東京-福井間500kmを車でシャトルランの日々。農業やDIY等、地方を生き抜く術を広く浅く収集中。
やまぎしたつや
北海道出身。流動創生の中の人。全国各地で地域のプロジェクトに携わり、スーツケース1個でよく引っ越していた。最近、服に本にとモノが増えている。プロレス動画を見るのが日課。
宇野 朱美
福井県出身。前職は商社事務職。「スキルの無い人間でも旅をしながら生きる事ができるのか」の模索中に流動創生に出会い、合流。行商が目標。
©流動創生 2017